僕は君を世界で一番、そう一番愛し続けているんだ。純情すぎてもう君しか見えなくなっているこの純愛

「坂野。ちょっといいか」





その神妙な表情にただならぬものを感じた。




僕は廊下にでた。先生はこう言った。  






「お前のお母さんが倒れたんだ」




僕の頭の中は真っ白になった。




その瞬間僕はまるで幽体離脱をしたかのように意識が飛んでいった。






現実がまるで現実ではないかのように幻に思えた。