でもそんな事は教えないよ
私だってカレと一緒にいたいもん
そんな性格の歪んだ私に自嘲気味の笑みが漏れそうになる
「えぇ、また来てください」
なんて言葉を放った
いつでも貴方が傷ついてくれる準備をして待ってますから
なんて言葉は飲み込んで
私って心底クズでしょう?
分かってるんだ
けどカレは渡したくない
だって…夕日を眺めてるだけでこんなに絵になる人はいないんだから
美しすぎて目がくらみそう

だから私は嫌われると思う
そんな影はお茶と一緒に飲み込んだ