古びた木造の小屋。 隣には紫のポスト。 ギギギと耳に悪い音を立てて扉が開くと、綺麗な藍色の髪をした少年がポストを覗いた。 「…収穫なしか」 少しつり目気味の瑠璃色の瞳の彼はそう言って、また小屋の中に戻った。 「リオン」 置くから聞こえる鈴のような綺麗な声にリオンと呼ばれた彼が首を横に振る。 「暇は続く」 「そうですか。では、散歩でも行きますか」 「散歩!?」 尻尾を振るように嬉しそうなリオンに微笑みながら散歩支度をしていると、カタンとなにかが落ちる音が聞こえた。 「あ、依頼ですね」