「高橋……」 「?」 「あたしのこと、好きなんでしょ?」 「……おう」 唇を噛み締めた。 かぶっているニット帽をとる。 高橋は少し驚いた顔をしながら それでも私を見てくれている。 聞いた自分自身も震えていた。 「こんなあたしなのに、そう言えるかな?」 だめ。 あたし、どんどん人を離してる。 馬鹿。 あたし、一人になっちゃう。