来たのは、紗江たち。 私は何もいえなかった。 隔離されて、苺みたいでしょ? なんて、変なジョークだったかな。 圭吾は、いつまでたっても来てくれない。 私は窓の外をじっと見つめた。 涙が出た。 「……ごめん、いい?」 「何?」 「……こんなときに、言えないけどね」