そしたらね




ドタドタドタ





「ねえね、ごはん!」


「朝っぱらから、食いしん坊」






大波家のちいさな怪獣は現在四歳





「りおくん、お顔洗った?」


「んーん」


「洗っておいで」


「はーい」







りおくんと、私の二人には少し広すぎるお家





でも、毎日りおくんの大きな声が響き渡ってて
私はこの空間がすごく好き






お金は、外国で仕事をしているパパから

帰ってくるのは年三回





もう、何年もりおくんとふたりで暮らしている。





「よし、りおくん行こっか」






りおくんの保育園に寄り、私も学校へ






今日も、一日が始まった