「私の過去なんか、私が1番知ってるよ? なんで私に聞かずに伶奈に聞くの? そんな交換条件までつけて……。」 疑問が言葉になって溢れてくる。 「……違う、違うんだ。 今は詳しくは言えないけど…………白峰……いや、咲良。 いい加減思い出してくれないか?」 また、あの切ない表情で。 入坂は私を見ていた。 いい加減思い出してくれ? ………何を? 「咲良、俺はずっと好きでいるから。 ずっと待ってるからな。」 真剣な瞳が私を捉えている。