最後の方は声が弱くなった。 少しの沈黙が流れる。 入坂は私をじっと見つめていた。 「………俺と伶奈は、好きだからつき合ってるわけじゃない。」 その沈黙を破ったのは入坂だった。 「交換条件として伶奈と付き合ってるだけなんだ。」 「交換条件…?」 「半年付き合ったら、白峰……、お前の過去を教えてくれるっていう条件。」 入坂の表情は真剣なままだった。 私の………過去?