そんなことを考えながら漕いでいたら、一瞬で海に着いたように感じた。 8月の終わりだからだろうか。 海に来て泳いでる人はもうほんの僅かしかいなかった。 見ると、智樹はもう来ている。 遠くから見ても、金髪が目立ってすぐにわかる。 見た感じは怖い不良だから、海に来ている人たちは皆、智樹を避けて通っていた。 私は急いで智樹の元へと走る。