何度だって君に恋をする






しばらく会っていなかったから、入坂の髪は少し伸びていた。








でも変わったのはそれくらい。











久しぶりに入坂を見て、私はまだ吹っ切れてないのだと確信した。











智樹のこと、好きになり始めてると思ってた。











でもいざ入坂を見ると……胸が高鳴るんだ。












あぁ、私やっぱり入坂が好き。
その感情はどうしても隠しきれないんだ。











………ダメだ、私。
こんな気持ちで、違う人が好きなのに、智樹と付き合ったままじゃダメ。












智樹を傷つけるだけ。
今でも十分傷つけてしまってるけど……








とりあえず、こんな中途半端な気持ちなんかじゃもう智樹とは付き合えないよ…。









あぁ、本当に私って最低で馬鹿野郎だ。











なんでもっと早くから智樹にちゃんと自分の気持ちを伝えて別れなかったんだろう。










結局は私、智樹の優しさに甘えてただけなんだ。










それで智樹に傷つけて、気を遣わせてばっか。