声をした方を向くと、さっきは確かに人がいなかった場所に、男の人が1人そこに立っていた。 その人は金髪でピアスを何個も開けていて。 明らかに不良だった。 今にも殴りかかりそうな勢いで私と男3人組の方を睨みつけていた。 男3人組とオーラが全然違う。 なんか、また違った怖さだった。 「そいつ嫌がってんじゃねぇか。」 また低い声で言葉を発した。 「「「ヒッ!こいつやべぇ、に、逃げろ!」」」 男3人組も怖くなったのか、その人から逃げるように真逆の方向へ走っていった。