私は入坂を思いっきり睨んで 「絶対に嫌!入坂について行くぐらいならお昼なしの方がマシ!」 と言った。 それでも入坂は諦めてくれなかった。 「いいだろ?減るもんじゃねぇし。 それにここじゃ食べにくいんだよ。」 「どうしてここじゃ食べにくいの?」 そう聞いたあと、急に視線を感じた。 視線を感じた方を向くと……… 私は自分で聞いときながらその意味がわかった。 教室の外で多くの女子たちが入坂を見ていたのだ。