「とにかく、学校が大きい。きれい。」

そんな事しか頭になかった私は、途中まで全くと言っていいほど担任の話を聞いてなかった。
ふと、顔を上げると目の前で担任が何かを説明していた。

その時点で何のことを話しているのか分からない私は、行動を周りの人に合わせ、１日をのりすごした。その日は、それで下校。


楽な学校だ。


そう思った。

















クラスには、知ってる人もいない。
唯一、話したのは朝電車で会った子。ただ1人。
しかし、運動ができるようには見えない。
残念だった。
そんな私は、部活のことなど頭からすっかり抜けていたのである。