コンビニ前の交差点で私は信号に引っかかった。
信号の向こうを見ると、すでに末明はいた。

信号が青になって私は走って末明の方へ駆け寄る。

「ごっめーん、待った?」
「全然。走らなくてもよかったのに」
良かった。
末明は、このとき、まだ普通だった。

どうして?
急に・・・変わったのだろう?


「行こっ」
「うん。でさー、学校で何話すの?」
少し疑問に思っていたことを聞き出した。

「あ、あのねー。昨日、恵里奈とかにも電話で伝えたから。あ、もちろん、いじめのこと。いじめっていうより・・・嫌がらせ?」
え、もう?
と私は思った。
けど冷静に私は答える。

「で、何て?」
「あ、みんな賛成だって!何か・・・みーんな晴香の事、少し嫌だったんだってさ」
「まじで?あの朱莉も?」
「もちろん。みんなって言ったじゃん!」
「あ、そうだよね・・・でも、以外じゃね?」