「一生大切にします……」
私の反応を見て先輩も嬉しそう。
まったく、本当に、この人は……。
「高広先輩、私のこと大好きじゃないですか……」
「は」
「普段ちょっと冷たいくせに、彼女である私の誕生日に向けてバイトしたりサプライズしたり……いかに私のことが好きなのかがよく分かります」
「おい、」
「女のお客さんが多い中、顔を赤くして私のことを考えながらこの指輪を買ってくれたんだなって思うと胸がギュンギュンしますひたすら可愛い」
「……」
「クールな高広先輩も私のこととなるとただの照れ屋な男の人なんですね」
「小春」
名前を呼ばれて「はい?」なんて笑いながら先輩を見ると、
ガシッと片手で顔をつままれた。
「バカにしすぎだから」
「へ」
不機嫌顔でそう言った先輩。

