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⦅外、出てこれる?⦆
先輩からこんなメッセージが送られてきたのは、
もう少しで日付が変わるような時間だった。
お父さんとお母さんにバレないように階段をおりて、そっと玄関の扉を開ける。
悪いことしてる気分だー……。
ざ、罪悪感がすごい。
……だけど、そんな気持ちは先輩の顔を見た瞬間に吹っ飛んでしまった。
ごめんなさい、小春は悪い子です。
「先輩っ、バイトお疲れ様です!」
「バカ、声でかい」
「むぐっ」
先輩に片手で口を抑えられたせいで変な声が出た。
でも、こんなことでも幸せだと思ってしまう私は、もう末期だと思う。
家の近くの小さな公園。
外は真っ暗。生ぬるい風が頬を撫でた。

