好きです、センパイッ!!



***


⦅外、出てこれる?⦆



先輩からこんなメッセージが送られてきたのは、
もう少しで日付が変わるような時間だった。


お父さんとお母さんにバレないように階段をおりて、そっと玄関の扉を開ける。



悪いことしてる気分だー……。

ざ、罪悪感がすごい。


……だけど、そんな気持ちは先輩の顔を見た瞬間に吹っ飛んでしまった。


ごめんなさい、小春は悪い子です。




「先輩っ、バイトお疲れ様です!」

「バカ、声でかい」

「むぐっ」




先輩に片手で口を抑えられたせいで変な声が出た。

でも、こんなことでも幸せだと思ってしまう私は、もう末期だと思う。



家の近くの小さな公園。

外は真っ暗。生ぬるい風が頬を撫でた。