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「はぁ?それで先輩の大学まで行くの?」

「うん!そう!」

「バカじゃねーの」




次の日の放課後、靴箱にて。

見事、3年でも同じクラスになった柚木と睦月に先輩のところに行くことを説明したら、

2人して私のことを引いたような目で見てきた。




「小春のバカ、ストーカーにだけはなっちゃダメって言ったじゃん」

「なっ、それは言い方が悪い!ストーカーじゃないよ!先輩の跡をつけるだけ!」

「それをストーカーって言うんだよ、バカ」




うぐぐ、柚木も睦月も私のことバカバカ言って!




「先輩のこと信じてるけど、でもやっぱり不安なのっ。じゃあ私行くから!」

「あっ、ちょっと小春!」