「うう、私だって青春したい……!」
また歩き出しながらそんなことを言ってみる。
放課後デートとか、手つないだりとか、キスとか私だってしてみたい!!
したいんだけど、なんかこう……劇的な出会いってものが全くなくて。
あーあ、私にも"これぞ運命!"って思えるような出会いがあればいいのに。
「……って、え?」
パラリと私の足元に舞い落ちた1枚のプリント。
私の、じゃないよね?今手に持ってるし……。
じゃあこれは誰のプリントだ?
拾って見ると、氏名欄の横に2年と書いてあった。
ということは、先輩のものってこと。
キョロキョロと辺りを見渡すと、廊下のずっと先の方に、先輩らしき人の後ろ姿を見つけた。

