でもでも、私にはもう先輩しか頼れる人はいないんです…！！
「…………はぁー……」
ため息をついた先輩
ううっ、やっぱり無理かな……
スルリと掴んでいた腕を離す
「….ここと、ここ」
「……。」
えっ。
ビックリして先輩を見た
「最悪ここ出来ればそんな悪い点は取らないと思う」
「えっ、あ、」
「……なに」
ムスッとしている先輩に慌てて両手を振った
お、教えてくれるんだ……。
「やり方分かんなかったら教えるから良く聞いてて。」
「あ、あああ、あのっ」
ビシッと手をあげた私
そんな私を見て先輩は首を傾ける
はう、その仕草もなかなか良いですね…！
