「そっか、じゃあ睦月とは別れたんだね」

「うん」



昼休み、中庭で柚木とお弁当を食べながら睦月のことを話すと、優しく頭を撫でられた。



「ちゃんと話せた小春はえらいよ」

「うう、ありがとう」



卵焼きを口の中にいれて、心の中でため息をつく。

なんか、この短期間で色んなことが起こりすぎて……頭パンクしそうだ。




「あ、ていうかアンタ先輩とはどうするわけ?」




クリスマスの日以来話してないんでしょ?そう続けた柚木に苦笑いをする。



「話してないっていうか、会えてないっていうか……」



3年生は受験勉強のために、3学期は登校日数が少なくなるっていうし、

会えないのもしょうがないんだけど。