好きです、センパイッ!!



私の言葉に優しく笑って「そっか」と呟く。




「怖いのかな、高広も。好きな子に嫌われるのが」

「じゃあやっぱり好きな人がいるんですね……」

「小春ちゃん」




名前を呼ばれて顔を上げた。



「小春ちゃんは、今も高広のこと、好き?」

「え……」



私、私は……。


何も言えないでいる私の頭を、なるみさんはポンと撫でた。




「……好きなものには"好き"って言葉にして伝えなきゃ。小春ちゃんに、私みたいに後悔してほしくない」




「じゃあまたね」と手を振ったなるみさんと別れてからも、私はずっとベンチに座ってた。



『自分の気持ちから目を逸らしちゃダメだよ』

『"好き"って気持ちを伝えるのは、怖いことだよね』