どうしよう、なるみさんいい匂いするし、やっぱり目くりくりだし、気さくだし、美人だし……っ。
き、緊張して何を言えばいいのかさっぱりだよ……!
「私のことを呼び止めたってことは、何か聞きたいことでもあったのかな?」
顔を覗き込んできたなるみさんに「う」と言葉を詰まらせた。
「あ、あの……高広先輩と別れたって、本当ですか?」
「うん、本当だよ」
ニコッと笑うなるみさんにポカンとする。
な、なんか思ったよりあっさりしてますね……?
「高広はさ、あぁ見えてバカなのよ。前の彼氏と別れた私のことを放って置けなかったんだと思う」
「そう、ですか……」
でも、それって、なるみさんが先輩に大切に思われてるってことだよね?
「まぁ、バカなのは私も一緒なんだけどね!」
「え?」

