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「先輩っ!こんにちは!!」
放課後。
先輩の教室の扉をガラッと開けると、
「……先輩?寝てるんですか?」
窓側の席で、先輩は眠っていた。
そーっと近づいて、顔を覗き込んで見る。
まったくこの人は……。寝顔も綺麗って、反則すぎるよ。
まつ毛が長い。夕日に照らされてキラキラと髪の毛が光ってる。
……これ、触ったら起きちゃうかな?
なんて思いながら前髪に手を伸ばす。
さ、触りたいなぁ。だって、普段全然触らせてくれないし。
寝てる時しかチャンスないもん。
「……えいっ」
思い切って前髪に触れた。
柔らかくて、サラサラしてて。
先輩って意外と猫っ毛。

