現実に連れ戻されてる感!ハンパないですよっ。 まだ見えている先輩のおでこ。 それに今度こそトンと指で触った。 「なに」 「……何でもないですっ!」 私のことには目もくれない先輩に、またまたムスッとする。 「先輩私、すっごいドキドキしました」 「よかったな」 「今度は彼氏として私のことドキドキさせてみませんか?」 「遠慮しとく」 先輩は私になびかない。 少しはなびいてよ、先輩。 敵わないなぁ、と私は小さく呟いた。