眠り姫に恋したのは年下御曹司

それも陽平のお陰だ。


充実した日常を送れるのは陽平が一緒にいてくれるから。


陽平が私を包み込んでくれているから。


思いっきり仕事もしていける。


だから私は決めている。


結婚して子供が出来たら…………



『陽平と子供に尽くしていきたい』



そう考えている。


素直に思えるのは、陽平の愛が私に伝わっているから。



『俺と莉乃の未来を作っていく鍵』



それは陽平の描いた世界でもあるし、私の描いた世界でもある。


2人で作っていこうと思う。



『莉乃、愛してる』



陽平がいつも囁いてくれる。


だから私も陽平に囁いてあげる。



『陽平、愛してる』



満面の笑みで答える陽平を愛しく思うようになっていた。


いつもの彼。


私を甘やかして離さない彼だ。


そんな日常を私は堪能している。



【Fin】