二階にある寝室に開けっ放しのままで入っていく陽平がベッドに私を下ろした。
その上に覆い被さる陽平を見上げる。
「莉乃、信じる?」
「…………信じるよ。」
「本当に?」
「嘘なの?」
「いや本当。」
「なら信じるよ。」
駆け引きのような会話が続けられていく。
陽平と私は見つめ合ったまま口だけが動いていく。
「莉乃、誕生日おめでとう。」
「ふふっ、ありがとう。もう30だよ。」
「俺も三ヶ月後には29だし、莉乃と結婚したい。」
「まだ付き合って間もないよ。」
「俺の片想い歴からすると一年近い。」
陽平が触れるキスを落としてきた。
直ぐに離れていく陽平の目と合う。
「俺は莉乃と結婚したいよ。莉乃は?」
「私では釣り合わないって。」
「釣り合わない?何が?」
「御曹司の陽平とはってコト。」
覆い被さっていた陽平が体を起こして、私の体も向かい合うように座らせる。
その上に覆い被さる陽平を見上げる。
「莉乃、信じる?」
「…………信じるよ。」
「本当に?」
「嘘なの?」
「いや本当。」
「なら信じるよ。」
駆け引きのような会話が続けられていく。
陽平と私は見つめ合ったまま口だけが動いていく。
「莉乃、誕生日おめでとう。」
「ふふっ、ありがとう。もう30だよ。」
「俺も三ヶ月後には29だし、莉乃と結婚したい。」
「まだ付き合って間もないよ。」
「俺の片想い歴からすると一年近い。」
陽平が触れるキスを落としてきた。
直ぐに離れていく陽平の目と合う。
「俺は莉乃と結婚したいよ。莉乃は?」
「私では釣り合わないって。」
「釣り合わない?何が?」
「御曹司の陽平とはってコト。」
覆い被さっていた陽平が体を起こして、私の体も向かい合うように座らせる。


