ガラガラッ。

「蓮!?」

入ってきたのは、私の同級生で親友の松井蓮だった。

「斗真君、ごめんなさい!」

「は?別れろってか!?」

「ううん。斗真君のとこに全然来なかったから」

「はぁ。ビックリさせんなよな。あ、音波。知ってると思うけど、俺の彼女の蓮」

「斗真君、音波とどういう関係なの?」

「俺の妹だよ。言ってなかったけ?」