親父、母さん、樹、廉、音波が皆揃って来てくれた。

「お兄ちゃん、誕生日おめでとう❗」

「斗真、お前今日で26歳だぞ」

俺、もう26なんだ。病院で、しかもこんな姿で誕生日迎えんのかよ。俺は試しに声を出そうとしてみた。

「お・・・」

「お兄ちゃん!?」

「と・・・」

「音波の事、呼びたいんじゃね?」

「は・・・」