7時だ、そろそろ皆起こさないと
まだ夢の中であろう3人を起こしに部屋に向かう。

恭介、茉莉、翔の順に起こしそれぞれがリビングにやって来る。

皆が揃った所で一斉に朝食をとる。


「美味い」

「ありがとう。今日は和食にしてみたの」

「百合は何作っても美味い。ふぁ〜」



まだ眠気が覚めない翔が欠伸をしながら料理を褒めてくれる。

ふふっ頑張った甲斐がある。



茉莉も美味しそうに食べてくれていてとても嬉しい。


隣に座る恭介を横目で見れば無口ながらも箸が進んでいるようで安心する。


恭介は低血圧だから起きて直ぐは殆ど喋らない。


最初の頃はあまり朝食は取らなかったのだが、徐々に慣らしていき今では残さず食べてくれている。


やっぱり皆揃っての食事は家族って感じで安心するわね。


私にとっては失くしたくない大切な時間