「えっとぉ…」


時計を見た。


針はぴったり午後8時を差していた。


営業時間は午前11時から午後8時。


これはセーフか、


いやアウトか…。


厨房に視線をやるものの父の姿はない。



これは…


完成に…




「ギリギリセーフです!」



アウトと言いたかったけど、彼の瞳がそうさせてくれなかった。