必死な姿が可愛いその子はどうやら制服から察するに、隣の高校の子らしい。 耳まで真っ赤にして緊張しながらも、告白してくれた事が素直に嬉しい。 その俯き加減が恥ずかしがっていることを告げている。 「あの、?」 だけど、どうやらいつまでも返事をしなかった事で伺うように、恐る恐るこちらに視線を寄越す彼女。 互いの視線が交差した所で、笑って見せる。