数日後、俺はまた声をかけた。
彼女はココアを飲んでいなかったがチャンスと思った。
「これ、美味しそうだから買ってみた。」
「そうなの?すっごく美味しいよ!」
彼女は少し悲しそうだった。

少し変な行動だと思う。
けど俺はした。
「でも、飲めなさそうだしあげる。」
「え?で、でも美味しそうって…」
「うん、でも若松さん今日飲んでないし悲しそうだったから。気が変わった。俺はまた買うし。」