「大丈夫、聞いてる聞いてる」



私は笑ってかえす。


まぁ、ホントはあまり頭に入ってきてなったけどね(笑)



今は教室の隅に二人きり。


明日の数学の小テストに向けてたくさん勉強を教えてもらう!


...、はずだったんだけど、


彼に見とれるあまり私は一向に集中できていなかった。



「全く。お前そんなんで明日大丈夫なんかよ」


そう言ってため息をこぼす。