「翔ちゃん、シャワーありがと」
「すっきりした?」
「うん!」
先にシャワーを浴びていたらしい翔ちゃんは、ベッドの上で缶ビール片手にテレビを見ていた。
あれ?飲み直すんかな?
あたしは そう思いながら、翔ちゃんの横にちょこっと座った。
「翔ちゃん、あのさ」
「ん?」
「‥‥テレビおもんない、チャンネル変えよぉ」
「おぅ」
なかなか言い出せん‥
彼女とは遊ばんの?
頻繁に会ってんの?
ちゃんと好きなん?
マナは‥翔ちゃんのなに?
聞きたいことはいっぱいあるのに。
なかなか言い出せない自分にイライラして、あたしは結局翔ちゃんのビールを横取りしてグイッと飲んだ。
やっぱ酔わなきゃ素直になれんのかなあ‥?
