「‥マナ?元気なくない?」
「平気やで!普通普通!」
「麗奈でよかったらゆうてよ?」
「うん、ありがと」
明るく振る舞おうとしても、どうしても たまにしょんぼりしてしまう あたしを麗奈はずっと心配してくれてた。
でも 麗奈には言われへん。
ごめんね。
「いらっしゃいませー!ご新規2名様でーす!」
あたしと麗奈が上がる20分くらい前に、男の人2名が新規で入ってきた。
まあそんなこと 全然気にせずに、あたしはその隣のテーブルで接客していた。
すると、隣のテーブルが騒がしくなった。
オーダーを取り終わって、ちょっと覗いてみると どうやら麗奈の知り合いらしかった。
「麗奈ちゃんと働いてるやーん」
「当たり前!‥あ、マナマナ!ちょっと‥」
麗奈に呼ばれて、あたしはそのままそのテーブルの方へ行った。
ちなみに2人ともかなり整った顔をしているが ギャル男で、全くあたしのタイプではない。
「もぉいっこのバイト先のアキラとマサ!こっちはうちの看板娘のマナちゃん!」
「噂のマナちゃん!はじめましてーアキラです」
「マサフミです、よろしくな!麗奈マナちゃんの話ばっかしよるんよ(笑)」
あたしは得意の愛想笑いでへへっと笑って、よろしくと言った。
麗奈のかけもちのバイトはきたいちの近くにあるカラオケ。
うん、確かに2人ともカラオケにいそうな感じやわ。
あたしは特に気にもせずに、22時まで仕事をこなした。
