「よしっ!やっと箱に入った!そっちの端持ってくれるか?」


「はっはい!」


「あーこれは他の機材と違って視聴覚室に運ぶから。ちょっと遠いけど、いける?」


「大丈夫です!」


「じゃあいくぞーっせーのっ」


「あっ」

先輩の掛け声に半拍遅れて持ち上げる。

…あれ?