約束のひこうき雲



「そろそろ教室戻るね。
麗ちゃんも放課後、委員会だよね?」

「そうよ。」

「わかった!一緒に帰れたら帰ろうね!」


日向さんと“かれん”は会話を終え、
“かれん”は自分のクラスに戻って行った。

俺は“かれん”が教室を出る姿を目で追っていた。


あの頃の面影があるようでない。

幼い頃の華恋は肩につくくらいまで髪の毛を伸ばしていて、いつも伸びては切っていた。

でもあの子は腰のあたりまで綺麗な髪が伸びている。


あの華恋には想像がつかないくらいの長さだった。


「ねぇ。」


鋭い声が聞こえた。


「どうしたの?」


日向さんが睨みつけるように俺を見ていた。


「あんたと“かれん”って知り合い?」