約束のひこうき雲


俺は呆れたが、頑張っている太陽のためにも頑張ろうという気になり、美化委員に入ることを決意した。


「私は認めない。」


は…?

日向さんのその表情は、なぜか苦しそうだった。


「こんな金髪でチャラそうな人が委員に入るの、私は認めない。」

「さっきから言ってるだろ!?
ルカの髪は地毛なんだっつーの!」

「だとしても風紀も乱れるし、そんな人を委員に入れたら私たちのクラスの評判も落ちるでしょ?」


俺は日向さんの『風紀が乱れる』という言葉を聞いて、小学生のとき、母さんと担任が言い争っていたのを唐突に思い出した。

やはり、理解してくれるまでは時間がかかる。
それまでが一番苦痛だった。


「日向さん、藤崎くんのおばあさんはアメリカ人なのよ。だからその遺伝で…。」

「だとしても私は認めない。
誰が認めようとも私は嫌!」