約束のひこうき雲



親同士も仲良かった。
俺と母さんはすごくショックだった。

華恋のお父さんの転勤で引っ越すことになったらしい。
数年は戻ってこないというのを聞いて、
俺は…何も言えなかった。


行ってほしくない。行くな。
寂しい。これからも一緒に笑い合いたい。


いろんな感情が一気にあふれ出した。

俺は家を飛び出し、華恋のもとへと向かった。


ピンポーン


「はーい…あら、ルカくん。」

「おばさん、華恋は?」

「さっき出かけてったわよ。」

「わかりました。ありがとうございます。」


俺はすぐにその場を立ち去ろうとした。


「ルカくん!」


おばさんに呼び止められた。