あれから3日。
私のクラスでの立場は180度変わってしまった。
麻美や絵梨は口を利いてくれない。
それはイコール、クラスの女子全員に無視されることを意味する。

そしてもう1つ気がかりなことがある。
香川があの日から学校を休んでいる。
今日もまだ登校していないみたいだ。
休みたいのはこっちなのに…！


「一沙」

その声に振り返ると、文幸が手を振りながら近づいてきた。
彼だけは変わらずに私に接してくれてる。
クラスで孤立する私に気を遣っていつも以上に積極的に話しかけてくれてる感じ。

「香川は今日も休み？」
「そうみたい」
「そっか。やっぱりアイツも何か関係してるの？」