「せーかぁ」
私は恐怖から解放されて星華に泣きついた
そして当たりを見てみると
星華と一緒に助けに来てくれた夕陽くんと、七瀬君が黒田君とその弟たちを捕まえていた
そして、見知らぬ女の人がひとり立っているのが見える
「紗耶香…」
そう、悲しそうにつぶやく黒田君に
紗耶香と呼ばれた美人の女の人はこういった
「私は、日向が好きだった
だから、友達だった嵐を利用したの
偶然日向と二人っきりになったから、私のほうから日向を襲ったの
でも、振られた
『嵐は友達だから、その女には手はださねー』って」
二人の仲を引き裂いてごめんなさい
と泣きながら黒田君に謝っていた紗耶香さん



