「るなぁ!!!!」

と急いで部屋に入ってきたのは息を切らした七瀬君だった


「よう、七瀬

俺のことを忘れたとは言わせないぜ」

とフッと口角を少し上げて笑う黒田君に七瀬君は


「黒田、月は関係ないだろ、

そいつに触れるなー」

といって私のもとに走ってきたが黒田君はすぐさま命令をした



「時雨、七瀬を押さえつけとけ」


時雨と呼ばれた黒田君の弟らしき人は

私を取り押さえていた手を緩め七瀬君を止めに行った