両手いっぱいのこの愛を






「オイこら1年、見ろあの会長の後ろ姿を!あれを見て何も思わねぇのか」


「後ろ姿も美人だなって思いました」


「あ?窓から投げるぞ?お?」




「竹中くん、彼を責めても仕方ないさ…。

それに生徒会は生徒の代表…仕事も多いし、…中途半端な気持ちで入ってこられても長続きはしなかっただろう…」




「会長…」


「でも、これで人手不足は火を見るより明らか…。それなりの責任は取ってもらおう。君…分かってるな?」


「はい、もちろんです!」


「いい覚悟だ」


「ハイ!俺、先輩のこと一生大切にします幸せな家庭を築きましょう」


「違う。その分働けと言ってるんだ」