「ほんと…かわい」



「…なっ!!!」





舜くんはまた顔を近づける。




キスされる…!



そう思ってぎゅっと目を瞑る。






…あれ?


なかなか来ない感触に、思わず目を開ける。




しかし、さっきまで近くにあった舜くんの顔は、すでに離れていた。





「…え?」



「なにしてるの杏里。ほら、ご飯でしょ?」