「はいはい。次行くよ」 その言葉通り、舜くんはいつの間にかさっさと次の売り場に歩いてしまっていた。 むむぅぅ………… ちょっとくらい、私に決めさせてくれてもいいでしょっ!! 「ちょっと、舜くん待ってよ!」 私はふくれっ面で舜くんの後を追いかける。 「ほら杏里、はやく」 目の前には「ん。」と手を差し出す舜くん。 「…うんっ」 その仕草に弱い単純な私は、すっかり機嫌が直ったのだった。