私はふたりの会話を、ドキドキしながら聞いていた。 「それでなんですが…、 向こうで、僕と杏里が一緒に住む許可をいただけないでしょうか…?」 お願いします、とお母さんに頭を下げる舜くん。 まるで、結婚の許可をもらっているみたい… その姿に、こんな状況ながらキュンとしてしまう。 ハッとした私は、舜くんと同じように深く頭を下げた。 「わ、私からもお願いします!!!」