どうしよう…
急に不安になってきた。
こういう時に限って私は1人だし、近くに頼れる人がいない。
一瞬コウさんの姿が過ったけど、連絡がないということはまだ仕事中なわけで、こっちから連絡することを躊躇ってしまう。
しかもよく見ると、コウさんからラインが一件入っていて、「少し遅れる」という内容を見た瞬間絶望的な気持ちになった。
かなりのショックを受けていたら、また気持ち悪さが込み上げてきて、便器の中に吐き戻してしまう。
ダメだ…、頭がクラクラする。
体に力が入らない。
涙目になりながら、何とか気持ちを持ち直そうとすると突然床に置いていた携帯電話が鳴り響き、私は顔を上げた。
着信を見るとそれは慎ちゃんからで、ハッとした私はすぐに通話を押し、「しんちゃ……」と弱々しい声を向けた。
すると慎ちゃんはすぐに駆け付けてくれた。
私の悲惨な状態を見るとすぐ、「病院に連れていってあげる」と私を抱き抱え車に乗せてくれた。
「もう大丈夫だから安心していいよ」
そんな彼の優しさと潜在にホッと安堵の気持ちでいっぱいになる。
瞳に涙が浮かびあがるのを堪えきれず、ズズッと鼻まですすってしまった。



