だけど…
不安になった私は片付けた後、ふいに込み上げた胸のうちを母に聞いてもらうことにした。
するとそれは母も同じだったようで、私に同じような不安を打ち明けてくれた。
そうなると話は早かった。
「私、コウさんに相談してみる…」
運がいいことに、今日は夕方からちょうど彼と会う約束になっていた。
時計を見るとあと一時間でほどでその約束した時間になろうとしてるところだった。
もしかしたら私の考え過ぎなのかもしれない。
だけど念には念を。
彼には知らせておいた方がいいと思った。
それからすぐコウさんに連絡をすると、彼は約束の時間より早くうちに駆けつけてくれた。
私の顔を見るやいなや、「詳しく事情を話してくれ」と、真剣な顔を向けられる。
私と母とコウさんはソファー。そして慎ちゃんは少し離れたダイニングテーブルの椅子に腰掛けると、すぐに事情聴衆みたいな雰囲気になった。
そして彼の顔色が変わる。
それは恋人としてではなく、刑事としての顔付きの方が正解で、
私達から一通り聞いたコウさんは少し考える素振りを見せた後、すぐにまた母に真剣な質問を向けた。



