愛情の鎖 「番外編」〜すれ違いは蜜の味〜。


「もっとその彼に言いたいこと言って甘えたらいいんだよ」

「そっか…」


慎ちゃんと話すのやっぱり好きだなぁ。

彼はいつだって私の欲しい言葉をくれる。分かりやすく勇気づけてくれるとこも昔から変わらない。

3年の月日が流れても、素敵なお兄ちゃん像は健在だ。


「なんか聞いてもらったらスッキリしちゃった。慎ちゃんありがとう」

「いや、梨央が笑顔になれるならそれでいい」


なんていい人なんだ…

再びうるっときてしまう。

もうこの際幼馴染なんて飛び越えて、本当のお兄ちゃんになってもらいたいぐらいだよ。


「慎ちゃんやっさし〜。またさらに男前になったね」

「梨央は変わらないね」

「えっ?」

「昔と何も変わらない。いや、むしろ綺麗になって大人っぽくなったかな。それも付き合ってる彼の影響?」


ははっ、と言葉に詰まる。

慎ちゃんズバッと聞きすぎだよ。

昔と変わらない笑顔は魅力的で、慎ちゃんも同じ。

だけど3年前と比べると一段とかっこよくなったと思う。

顔立ちもどことなく大人の色気が出たっいうか、素敵になった。

無造作に整えられたゆるふわパーマは彼にとても似合っているし、より魅力的だ。

物腰が柔らかいところなんかも女子受けはいいと思うし、相変わらずモテてるんじゃないのかな?