「コ、コウさっ……」

「やっぱり面白いな。テレビなんかよりもずっといい」


と、とりあえず首筋で喋るのはやめてもらいたい。

あまりのくすぐったさに私はコウさんの肩を咄嗟に掴んだけれど、びくともしなかった。

それどころか、次第にその行為はエスカレートし、吸ったり舐めたりを繰り返されれば嫌でも変な気分になってしまう。


「…んっ……」

「こっちの方が刺激的で見応えがあるな」

「…せ、セクハラ!セクハラで訴えます!警察呼びますよ!」


悔し紛れでそう呟けば動きは止まったけれど、返ってきた反応は思わず思考が破壊するような高圧的な視線。



「……ほう、いい度胸じゃねぇか」


顔を上げたコウさんは何を思ったのか、私の顔をじっと見下ろしてくる。そして次の瞬間私は驚かされることになる。だって彼は何とも言えないすごい爆弾発言をしたのだから。